No.06 生産管理・購買

品質・コスト・納期を適性に保つのが役割です。

生産管理・購買の仕事は、生産するのに必要な材料・資材の仕入れと、協力企業に対する納期管理・品質管理・コスト管理が中心になります。つまり、メーカーにとって大切なQCD（Quality:品質、Cost：費用、Delivery：納期）を適切に保つ重要なポジションです。協力企業は、原材料、樹脂部品の成形加工、塗装・メッキ・加工など約30～40社。最近は日本国内だけでなく、中国を含めた海外で生産するケースも増えてきていますが、当社は日本国内での製造にこだわっています。新機種の立ち上げの時には、予想もつかない様々なトラブルが発生します。ですから、新機種の立ち上げ前に各協力会社に対して「ここを気をつけてくださいよ」と具体的な指示を出して、トラブルの発生を未然に防ぐように心がけています。品質も納期も問題なく、計画通りに納品できた時が、一番嬉しい瞬間です。社内の人たちが私たちの存在を気付かず、何事もなく生産が進んでいる時が、実は一番いい状態なんですよ。

時にはムリをお願いできる関係を作ることが大切。

パチンコ台は、急に新しい機種が立ち上がったり、パチンコメーカーさんからなかなか生産のGOサインが出ないこともあります。だから、時には協力会社にムリなスケジュールで生産をお願いすることもあるのが現状です。そんな時でも気持ちよく「君が頼むなら仕方ない。やってみるか」と言っていただける関係を普段から作っておくことが大切。たとえば製造の協力会社から「金型が壊れてしまったけど、どうしたらいいか」といった連絡を受けた時には、すぐに協力会社のところに出かけていき、金型業者のネットワークを活用してその日のうちに修理してもらって、翌朝お届けした、といった過去の例もあります。お互いに助け合える信頼関係ができれば、仕事もやりやすくなりますよ。不良品が発生して部品を予定通り納入できなくなり、生産ラインを止めてしまうと、大きな損害になってしまいます。時には部品を出張先からハンドキャリーしたり、フィギュアで不具合になりそうな部分を全員で補修したり、そんな社内・社外を問わずチームワークが大切な仕事なのです。どんなに機械化が進んでも、最後は「人」対「人」の仕事。生産管理・購買は、そんな人のつながりをしっかりと味わえる仕事です。

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